雑記寄りなTips。
※この記事を参考に分解してぶっ壊しても責任は取れませんよー!
まあその、5年は使うつもりでトレードしたわけですから、少しでも長く使う為に、色々とやってあげようと思いましてね。とりあえずCPUのグリスを塗り直してみようかと。
夏になるとファンの音がうるさくてですね。
っていうか熱暴走(?)で電源落ちたことありますし。あの時は4月でしたが。
この機種、ファンの通風孔が裏面にあるんですよね。あとはヒンジの辺りにもあるんですけど、通風孔が横にある機種より熱がこもりやすいと思いますよ。
コイツはマズイ・・・ということで、耐震ゴムで足を作って裏面にペタリ。
画面側が2センチ、タッチパッド側が1センチ高くなりました。
しかし、これだけじゃ足りない・・・
この状態のPC内部の温度をフリーソフトの「hwmonitor」で調べてみると、室温26度で50度とか超えちゃったりします。うーん、クーラーを使う時は大丈夫だろうけど、そうじゃない時はこの季節だと心配・・・
色々と調べた上で、使ったグリスはアイネックスのナノダイヤモンドグリス。
熱伝導率とか、コストとか吟味した結果がこれです。
ナノダイヤモンドという科学っぽいワードに惹かれました。
グリス本体と、グリスを延ばす為のヘラと、ふき取る為のシートが付属。
先に書いておきますが、分解の工程は写真に残していますが、グリスを塗り直している工程は残していません。ご事情で・・・っていうか、まあ普通に時間が無かったのと焦りとかで忘れていただけなんですけど。
ノートパソコンの分解は何度かあるんですけど、グリスを塗り直すのは初めてですね。
うまいこと一発勝負でできるでしょうか・・・?
いざ分解
分解・・・とは言ってもいきなりネジを外してあーだこーだしたりはしません。
とりあえずネットで「ideapad 510 分解」だとか、そういった単語で検索すれども出てこない・・・
しかしながら、Lenovoの公式サイトでハードウェアのメンテナンスマニュアルが出ておりました。最初からこっちを探すべきでしたね。
このマニュアル、英語なんですけど分解の工程は写真が載っているのでなんとなく分かりますね。嬉しいですね。ということでマニュアルをiPhoneで開いて、作業開始。
ideapad 510を裏返したところです。黄色い帯はシリアルとかが載っているので念の為モザイクということで・・・
透明のゴム足が自分で勝手にくっつけたものです。
見えているネジを全部外します。
メモリの蓋を取って、メモリとカード、コネクタ類は全て外します。
写真はありませんが光学式ドライブも外します。ちょっと上に持ち上げるように引っ張ると取り出しやすいですね。
グリスを塗る為には本体から基板を外さないといけないんですよね・・・つまり、本格的にバラバラに分解しないといけないってコトです。大変でしたねー。
そしてハードディスクも外します。
マニュアルの写真を見る限りでは、このHDDが入っていた所の銀色の部分を押せば、キーボードベゼルが外れる・・・そうなんですけど、なんかうまいこと外せませんでした。
なので、四隅をデザインナイフでツメを外しながらこじ開けました。
ツメが折れなかったのが奇跡。
キーボードベゼルを外したところはこうなっております。
基盤が本体の半分ぐらいしかないということに驚きですね・・・今のPCって、こんなに省スペース化しているのですねー。
基盤を外しました。
壊さないように細心の注意を払いましょう。
そして基板からファンを取り外したところ。
・・・本当はヒートシンクも外さないといけなかったんですけど、ついでにファンも掃除したかったので分離させました。
この先はうっかり撮影し忘れてしまったのですが、なんとかヒートシンクも取り外しできました。
最初から塗られているグリスはおそらくシリコン? これが粘土のように固まっていまして、しかもムラがあって、思いっきりはみ出してるし。
付属のシートで拭い取り、ナノダイヤモンドグリスをCPUに米粒大ほど垂らします。これが液体(瞬間接着剤みたいな?)に近くて、油断すると大量に出てくるのでご注意を。
垂らしたグリスをヘラで薄く延ばして、ヒートシンクを被せてネジを留めます。
後は組み立てるだけ・・・
1時間で終わる予定だったのですが、結局2時間近くかかってしまいました。
キーボードベゼルとヒートシンクを外すところと、グリスを拭うのに結構時間を費やしましたね。っていうかグリスだけで30分ぐらい使いましたね・・・
結果的には
体感ですが、ファンが回るのは減少したように感じます。
再び「hwmonitor」で計測してみましたが、PC内部の温度は5度ほど下がりました。
(同じ場所で1時間ほど使用して計測)
もしかしたら起動しなくなるかもしれない・・・そんな恐れもありましたが、結果的には温度も下がりましたし、ファンの掃除もできましたし、グリスを塗り直ししてよかったと思います。