あ、ああ…
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パエルのテレパシーを受信し、慌ててノイエルに向かった我々が目にしたのは、エーテル病により変わり果てたリリィの姿だった。
エーテル抗体を摂取して症状が和らいだように見えていたのは、錯覚(プラシーボ効果)だったのかもしれませんね。
希望なんて最初からなかったワケだ。
むしろ「治るかも…」という希望を持たせて、いっきに絶望を味あわせたワケだ…
プレイヤーの優しさが、罪なき母娘を地獄へと突き落とす。
リリィに「楽にしてほしい」と懇願されましたが、首を横に振りました。
まだきっと希望があるに違いない、奇跡が起こるに違いない。
そうやって綺麗事を並べて、エゴを押し付けるというワケです。
これ以降のリリィは、話しかける度に殺すか、エーテル抗体を渡すかを選べます。
息の根を止めるとパエルとは一時的に敵対状態になるんですが…その時連れてたペットがパエルを瞬殺しちゃったという苦い思い出がありますね。
あと、この状態で見世物小屋のモイアーに話しかけると、金貨5万枚でリリィを売り飛ばすことができるんですが、最高に鬼畜ですよね。
まあ、売らないけどね。
無法者で外道なピアニストだけど、踏み外しちゃいけない一線は弁えているつもり。
ロールプレイ的にもオイシイ(?)イベントなのかもしれませんね。
ちょうど、ウチの子(主人公)の物語にこういうエピソードがありまして、「まだ治せる手段はあるはず、諦めちゃだめだ!」と励まして…みたいな。そんな。
というわけで、この母娘のサブクエストはこれで終わりです。
クエストの報酬が「しあわせのりんご」という、食べると運が上昇するアイテムを貰えるんですが…
なんという皮肉か。
幸運の女神エヘカトルは、この二人に微笑んでくれなかったようです。
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