水位が上昇し地表が水没し、更に海面が分厚い氷に覆われ、全ての生命が海中で生きることを余儀なくされた世界もとい『世海』でのお話。
潜水スーツに身を包み、独り海の底で暮らす主人公『潜海者』は突然海面から降りてきた氷に住まいを奪われ、海中に放り出されてしまいます。
あてもなく海中を彷徨ううちに見出した目的は、今もなおどこかで生きているかもしれない人類を探すこと。
ゲームジャンルはアクションアドベンチャー。
みんな大好きメトロイドヴァニア。
探索に主軸を置いており、戦闘はそこまで難しくありません。
難易度はイージーとスタンダード。
とりあえずスタンダードで挑んで、ヒイヒイ言いながらもなんとかクリアできました。
先述の通り海面は氷に覆われているので、自ずと下へ下へ、深く深く潜っていくことになります。
この潜水スーツには水圧に耐えられる限界値があり、それを超えて潜るとスーツがひび割れ圧死してしまいます。
すぐに上昇すればダメージだけで済みますが、慌てて地形に引っ掛かったままブーストして酸素が尽きる・・・みたいなことも。
この限界はマップ上で赤く線が引かれている為、一目で分かるのでありがたいですね。
酸素の量がHPの量で、スーツの状態が最大HPといったところでしょうか。
ダメージを受けるとスーツが破損し、蓄えられる酸素も減ってしまいます。
ステージは一部を除きほぼ全て海中の為、動きにはクセがあります。
慣性が働き思うように動かないことも。
ちょっとした高さから落ちただけでもスーツが割れるので最初はヒヤヒヤものですが、回復アイテムがわりとポンポン拾えるので最終的にはガンガン行ったれ状態ですね。
何が楽しいかって、やっぱり探索！
メトロイドヴァニア全体に言えることですが、アイテムを手に入れたり強化したりして行けるところが広がるのは楽しいですね！
ただし、最序盤の区画は二度と戻ることができないみたいなので、完全なマップ埋めができない・・・のかな？
蒐集要素（実績）には影響しないのですけどね。
ポストアポカリプス。
文明の跡や人類の痕跡は伺えますが、人影は見られません。
以下ネタバレ
生き残った人間は深海に適した姿に改造され、クラゲやミジンコ海洋生物その他を足したような化け物へと変わり果てていました・・・
主人公には二つの選択肢があります（というかラスボス戦で勝つか負けるかですが）
人間としての尊厳を保ったまま、最後の人類として孤独に深海で生きるか。
それとも自分も同じ姿となって仲間達と一緒に自由気ままに深世海を漂って生きるのか。
確かに人間とは似ても似つかない姿ではありますが、潜水艦も重たい潜水服も必要ありませんし、酸素だって水中から取り込めるようになりました。
何より仲間がいます。もう独りではありません。
どちらも正解なんでしょうね。私だったら後者を選ぶかもしれません。
そうそう、RTAで見ていて思ったのですが、やっぱり中ボススキップできるんですね！！
私も最初どうしても倒せず武装が足りないか隠しボスかと思ってスルーしたんですけど、あいつちゃんとストーリーの進行上倒さないといけないボスだった！！