社内のWindows10のパソコンで、特に変なソフトをインストールしたり重い処理を行っていないにも関わらず、シャットダウンや再起動をする度に10分ぐらいかかってしまう人がいたので、何故かと思って色々調べてみました。
この現象、パソコンを起動してログインして、即シャットダウンしても10分かかるとかちょっと意味が分からない。
しかも、計測してみるとだいたい10分なのが余計に気持ち悪い・・・
ちなみに、ネット上でよく見かける「WaitToKillServiceTimeout」関連のレジストリ追加では解消せず。
イベントビューアーでシャットダウン前後の時間に絞ってイベントログを確認してみると、Applicationのログに下記のようなイベントが記録されていました。
Winlogon 6005
「winlogon 通知サブスクライバー<GPClient>で通知イベント（EndShell）の処理に長い時間がかかっています。」
Winlogon 6006
「winlogon 通知サブスクライバー<GPClient>で通知イベント（EndShell）の処理に600秒かかりました。」
600秒、つまり10分。シャットダウンにかかる時間と同じ。
イベントの情報を調べてみると、同様の症状について下記サイトがヒット。
Microsoftコミュニティ 様
どうやら↑の方と同じ現象が発生している模様。
そうして色々調べているうちに、下記サイト様にて解決策を見つけたのですが、社内のPCは一般ユーザーへの制限としてgpedit.mscが開けないようになっているので、設定変更できない・・・うぎぎ・・・
クレクロックのジャンクボックス 様
なので、レジストリから無理やり変更します。
下記のサイト様にて該当のレジストリが掲載されていた為、抜粋させて頂きました。
（グループポリシーの管理用テンプレートに関するレジストリ情報等が網羅されており、今回の件以外でもお世話になりそうな予感・・・）
Group Policy Administrative Templates Catalog 様
reg add "HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\System" /v MaxGPOScriptWait /d 60 /f↑上記をコマンドプロンプトにて実行。
60＝1分でシャットダウンする設定にしたところ、途端にシャットダウンや再起動で時間がかかることが無くなりました。
これでひとまず解決・・・か？