「汚ないStardew Valley」とか「暗黒牧場物語」とか「インモラルなひつじ村」とか散々言われているアレ。
Graveyard Keeper(グレイブヤードキーパー)
まんま『墓守』ですね。
去年の12月ぐらいからめっちゃハマってたヤツです。
半分ぐらい書いた記事を手違いで消してしまったけど、めげずに書き直しました。
楽しくて夢中になって書いていたら、ゲームの紹介と、序盤のちょっとした攻略みたいな感じになってしまいましたよ・・・
もしかしたら、このブログで一番長い記事になってしまったかもしれない。
記事の一番下に総評みたいなのを書いてますんで、読むのが疲れたらそっちを見てやってください。
トラックに跳ねられたと思ったら中世風の異世界に転生した髭面のおっさん。
今流行りの『異世界転生』ってヤツですね。
愛する恋人(妻?)の元へ帰る為に、知らない土地で頑張るおじさんです。
ゲームの目的はしっかりしていますが、日本語はわりと怪しい。
喋る頭蓋骨のジュリーを相棒に、墓守生活をエンジョイです。
とりあえずグラフィックが凄い。
何気にオープンワールドで、マップの切り替えは基本的に屋内だけ。
風で草木が揺れます。綿密に描かれたドット絵が綺麗で、いつまでも眺めていたくなります。
しかしその為かは分かりませんが、私のパソコンだとファンが常にぶん回るし、たまにカクつくことがあります。
設定の垂直同期のオンオフでは変わらず・・・
まあ、そこまで気にはならないレベルなので別に良いのですが。
墓守なので、お墓を建てたりします。
死体を埋葬するとどこからともなく埋蔵証明書が手に入るので、これをお店に売り飛ばしてお金に替えます。
序盤はこれが主な収入源となります。
本当はもっと効率の良い方法があるのかもしませんが。
一度埋葬した死体を掘り起こすにはお金がかかりますので、よく考えて埋葬するようにしましょうね・・・
日によってランダムで死体が運ばれてくるので、まずは死体安置所で死体のコンディションを整えましょう。
注目するのは画面の左側。
白いドクロが多ければ多いほど良くて、赤いドクロが多いとダメです。
具体的に言うと、墓場の『質』に関わるので重要項目。
白いドクロをMAX、赤いドクロを0にして埋葬するのがベストですが、効率プレイするつもりが無いなら序盤は特に気にしなくても良いかもしれません。
金と時間さえかければ、後からやり直せますので。
不要な血肉や骨、内臓等の人体のパーツを抜いて、ドクロの数を調整するのですが、抜いても良いパーツは死体によってランダムです。固定のものもありますが。
「昨日の死体は脳を抜いても大丈夫だったのに、今日の死体は脳を抜いたら赤ドクロが増えちゃった!」みたいな。
ゲームが進むと、死体に薬剤を注入してドクロを調整できるようになりますので、ドクロの数を気にするのはそれからでも良いのかなぁ・・・。
ちなみに抜いたパーツは色んな素材にできますよ。
死体はこのゲームの重要な資産です。大事に扱いましょう!!
木を切る、岩を砕く、素材を加工する・・・といった様々な行動でポイント(赤、緑、青)が貯まるので、そのポイントを消費してスキルツリーを解放していきます。
スキルを解放すると新しいレシピを習得したり、素材の加工スピードや品質が上昇するパッシブ等を習得することができます。
序盤は青のポイントがとても貴重なので、よく考えて解放するようにしましょう。
さもなくば、ひたすら墓石を彫り続けることになります。
まあ、彫る方が楽なんですけどね・・・
教会の地下は怪しい研究室・・・
ここでは錬金術を行うことができます。ちなみに、死体安置所などと繋がっている為、早々に開通させておくことをお勧めします。
・・・このゲーム、時間の大半を素材加工に費やすことになるんですが、とにかくやることが多いんですよね。
まず、錬金術をする為の机を作るのに必要な工程として、木から丸太を切り出す→丸太を材木に加工する→材木を板に加工する→板で机を作る・・・みたいな。
勿論、板だけで机は作れません。釘やフラスコなんかも必要です。
その釘はどうやって作るのかと言うと、まず鉱山から鉄鉱石をry
・・・そんな一連の作業が、何かを作る度に毎回発生するので面倒くさい。
勿論、最初は楽しいけど、ゲームが進むにつれて面倒くさくなってきます。
その面倒な作業を手助けしてくれるのがゾンビ達です。
↑の写真は、自宅前の素材加工場スペース。
ここで木材、石材、鉄鉱石、その他諸々を加工するのです。
そして、作業台の前に立っている顔色が悪い人たちがゾンビです。
ゾンビはゲームが進むと利用できるようになります。
勿論、死体をゴニョニョ・・・
作業台の前に立たせて「釘を作る」「板を作る」等の指示を出せば、指定数もしくは材料の数だけ、任意のアイテムを作成してくれます。採掘場に立たせれば岩や丸太を切り出したり、それらの物資を運搬することも可能です。
もう素材調達がめっちゃ楽になりますよ。
主人公が寝ている間も作業が進むので、朝起きたらゾンビが作り終えた素材でまた別のアイテムを作らせよう・・・みたいなこともできます。
利用するのとしないのとでは苦行の度合いが違います。
ゲーム的にもインモラル度合がアップしますしね。
まあ、既に死んでいるだけあって(?)作業スピードはとても遅いのですが・・・
この作業スピードは死体の質に密接しており、前述の白ドクロが多いほど、作業の手が早くなります。
最初から白ドクロの多い死体は数体ほど、ゾンビ用に確保しておくのがオススメ。
このゾンビシステム、発売当初は実装されていなかったとか嘘でしょ・・・
農場で、下のスペースはゾンビ農場です。
死体の触った作物を出荷するって相当ヤバいよなぁ・・・
農業はわりと楽なんですけどね、最初に土を耕しておけば、後は種を蒔けば勝手に育つから収穫できるようになるのを待つだけ。水やり不要なんですよ。
ゾンビ農場では種を指定すれば収穫まで勝手にやってくれます。
農場で育てた作物は料理で使う他、ゲームが進めば高値でとある所に出荷できるようになります。
死体が届けられるのを待つ間に色々必要なものを作って過ごす・・・というのが基本的なサイクルでしょうか。
最初は
\信者のみんなー!オラに信仰を分けてくれー!/
闇ミサではなく、教会から許可を得たちゃんとしたミサです。
怪しい儀式にしか見えませんが、ミサです。
説教を行うと、信仰と寄付金が手に入ります。
この信仰が様々なアイテムを作る素材になりますので、教会が解放されたら毎週必ず説教を行ってコツコツ集めておきましょう。
ちなみに、信仰と寄付金は教会と墓地の質で変わります。
戦闘要素もちょこっと。
ダンジョンもありますが・・・制覇したら終わりで、敵も復活しません。
ほんとちょこっと。
ぶっちゃけるとNPCとの交流要素、所謂「好きなものを渡して好感度アップ~」みたいなシステムはありません。
一応、好感度はあるっちゃあるんですが、あくまでストーリー進行のフラグです。
個別エンドや特別なイベントがあるわけでは無いということです。
季節の移り変わりや、特定の日だけのお祭り、期間限定イベントなどもありません。
※期間限定イベントはありませんが終盤にハマりがある模様?なので、各重要人物のイベントは満遍なく進めることをお勧めします。
一応、時間帯や曜日毎に現れるNPCが決まっているので、完全に自由ではありませんが、1日のスケジュールとか好感度とか、そういうのを気にせずストイックに遊べるのも、作業に集中したい人にとっては利点でしょうか。
逆に言うとNPCとの交流が好きな人にはちょっと寂しいかもしれませんね。
墓地や各作業所でちょっとしたハウジング(?)的要素。
設置できるオブジェの種類が豊富なので、そこそこ拘れます。
あと徹底的に効率化して墓地の品質を上げたりとか。
クリアした感想ですが、色々と未実装。
イベントがありそうで無いNPC、使い道の無いアイテム、開放されないマップ、謎のオブジェ・・・これらが実装されることはあるのかな? ないのかな?
総評っぽいもの(個人的な感想)
牧場物語みたいな感じのSLGが好きな人には・・・うーん。
序盤はわりと面白くないっていうか、最初は面白いんですけど、作業の多さに段々飽きてきます。面倒くさくてダレてきます。
ゾンビを使役できるようになってからは、また面白くなってくるんですけど。
題材とか、世界観とかは結構好きです。
現実でもこんなことをしていた時代があったのかぁー、みたいな。
羅生門も死体の髪を引っこ抜いてカツラを作っていましたよね。
世界観が気に入ったとか、グラフィックが凄い綺麗とか、作業ゲーが大好きであればオススメ。